2011年12月06日

ごあいさつ

私は、「虚偽有印公文書作成・同行使・加重収賄」の罪に問われて、平成20年8月21日から翌年の7月31日までの345日間にわたり、身柄を勾留されました。
終始一貫して無実を訴えてまいりましたが、第一審では私の主張は悉く否定され、第二審の控訴審にいたっては瞬時に訴えを棄却されてしまい、有罪を宣告されました。私はこれらの判決を不服として最高裁に上告しましたが、昨年、12月6日、最高裁はこれを却下しましたので、懲役2年6ヵ月、追徴金20万円、執行猶予4年の刑が確定しました。

私は、裁判では有罪でしたが、でも成績改ざんの指示はしていませんし、賄賂金を受け取ってもいません。

事件は、元天竜市長のN氏が、孫の大学進学を切望し、受験に際して便宜をはかるように私に依頼し、それを受諾したとする私が教員たちに成績の改ざんを指示した、ということから始まります。そして、孫は大学に合格したので、N氏は謝礼として10万円を、さらに翌年また10万円を私に贈ったというように展開していきます。もう一件、別の生徒の成績改ざんも私が指示したとされていますが、これはN氏の孫の成績改ざんの延長線上にあって、都合よく画策されたものです。

これらの事件は、仕立て上げられました。私は行政上の管理責任を負うことは否定しません。よって、この意味において、世間を騒がせ、関係各位にご迷惑をおかけしたことについては、深くお詫びを申し上げます。
しかし、私は『虚偽の調査書を作成しようと企て、担任たちと共謀して、ほしいままに偽りの有印公文書を作成した』などという、法に背くことはしておりません。
N氏から二年間にわたって『合計20万円を受け取った』などということは、でっち上げ以外のなにものでもありません。
私は有罪となるようなことはしていませんし、そのような事実はありません。

今年2011年に入って間もない1月13日、N氏は、自白は虚偽だったことを認めました。「孫の進学に有利便宜な取りはからいを頼んではいない。現金も贈っていない。警察・検察の誘導と強要で嘘をついてしまった」と、真実を語ってくれました。このことは、新聞各社の取材によっても明らかとなりましたし、詳細に報道されたとおりであります。  
  
今、私は再審請求の道に一歩を踏み出しました。無罪判決を得るまで、一生涯をかけて無実を訴えていきます。併せて、このような理不尽な現実とおぞましい不正義が、この世に存在することを世間に知らしめていこうと決意しております。

 今後とも、ご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

ごあいさつ平成23年12月3日
北川好伸拝

Posted by 北川好伸さんを支える会 at 17:25│Comments(0)ご本人よりメッセージ
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