2011年12月07日

事件のいきさつ

▼毎日新聞2011年6月15日の記事より
天竜林業高校の調査書改ざん汚職事件
静岡県教育委員会は08年7月、匿名の告発文をきっかけに
県立天竜林業高校の北川好伸校長(当時)と教諭4人が大学入試調査書の点数をかさ上げしていると県警に刑事告発した。
県警は同年8月、北川元校長を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕。
4教諭は同容疑を認め書類送検され起訴猶予となった。

北川元校長は生徒1人の祖父、中谷良作・元天竜市長から現金を受け取った加重収賄容疑で再逮捕。北川校長は、生徒のため「何とかならないか」と教諭に話した事実は認めたが、「改ざんは知らなかった」と調査書改ざんの指示、収賄ともに否認を続けた。2010年12月両罪で有罪が確定した。

県立天竜林業高校を舞台にした調査書改ざんをめぐる贈収賄事件で、08年10月に浜松簡裁で贈賄の有罪が確定した中谷良作・元天竜市長= 罰金70万円= が、2010年12月に最高裁で有罪が確定した収賄側の北川好伸元校長に「きつい取り調べでうその自白調書に署名した」と贈賄証言が虚偽だったことを打ち明け、謝罪していることが分かった。
▲毎日新聞2011年6月15日の記事より
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この事件は、

◆当時天竜市長だった中谷氏の孫が天竜林業高校に在学中、その孫の大学受験において、受験・入学できるよう、中谷氏が当時校長だった北川氏に依頼した

◆当時校長だった北川氏がその孫の成績(調査書)を改ざんするよう教員に指示し作成した
【罪名:虚偽有印公文書作成】

◆その謝礼として、中谷氏が北川氏に10万円を2回に渡り計20万円を贈った
【罪名:加重収賄】

◆もう一人の生徒の調査書の改ざんも北川氏が教員に指示した
【罪名:虚偽有印公文書作成・行使】

とされ、元市長と元校長2人は逮捕。改ざんを認めた教員4人は県教委により減給処分
となった事件です。

この度の事件で、真実はただ一つのみ
「天竜林業高校で調査書の改ざんが行われた」ことだけが真実です。

この事実に嘘が上塗りされ、いつの間にか「元市長が孫の進学の便宜をはかるよう、元校長に依頼した」、「元市長が元校長に20万円を贈った」とでっち上げられてしまいました。

元市長は、問題発覚後の平成20年8月21日、新聞社の取材に応じ、孫が合格できるよう依頼したことなどを否定していました(下記のとおり)。

・合格できるようお願いするようなことを言ったことは、「信念に誓って、ない」。
・金品を渡すようなことは、「あるわけがない。政治信条は『真実一路』だ。これまで築いてきた政治的信頼が崩れるようなことはしてない。社会的な信用を失うのは死ぬより辛いことだ」

このように、当初は警察の取り調べに対しても否認をしていたが、“取り調べに屈服し、うその自白をした”のである。

平成23年1月13日、元市長は虚偽の証言をしたことを認めました。


Posted by 北川好伸さんを支える会 at 10:52│Comments(1)事件のいきさつ
この記事へのコメント
最初からおかしいと思っていました。
北川先生は自分の事よりも、まず生徒の事が第一の先生です。このニュースを聞いたとき「なんとかしてやりたいねぇ」とキモチを言っただけなのにと思いました。先生身体だけは気をつけてね
私達は信じているよ
Posted by 一教え子から at 2011年12月11日 21:29
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    コメント(1)